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スリープマネージメントとは?【2030年に生まれる新業界!?気になるテーマ】

スリープマネージメントとは?【2030年に生まれる新業界!?気になるテーマ】
2022年7月8日

安定した仕事に就いていても「なんとなくやりがいが感じられない」ということはないでしょうか。転職で新しい可能性を見出すなら、年齢的にも早めに決断したいと考えている人もいるかもしれません。

やりがいや将来性を求めるなら、まずさまざまな仕事を知ることが重要です。そこで、この記事では、スリープマネージメントについてさまざまな観点から紹介していきます。

スリープマネージメントとは何か?

スリープマネージメントとは、わかりやすくいえば「質のよい睡眠をとるための生活環境の改善」です。一般社団法人「日本スリープマネージメント協会」によれば、睡眠不調がもととなるメンタルダメージや事故、機会損失といったリスクをお金に換算すると、年間3〜5兆円以上もの経済損失になるとしています。睡眠時間は、人生の中で3分の1〜4分の1という高い割合を占めています。ところが、食事や運動などと比べると睡眠はあまり重要視されていないのが現状です。

同協会の調査によれば、日本人の20%ほどの人が十分な睡眠がとれていないと考えられています。また、睡眠時間においてはOECDに加盟している26カ国の中で日本は最下位です。厚生労働省が運営している「eヘルスネット」でも、調査の結果日本人の5人に1人は「何らかの不眠」や「睡眠で休養が取れていない」という回答をしていることがわかります。こうした睡眠による問題は、バスやトラックなどの睡眠起因事故につながるだけではありません。

業種に関係なく仕事の質の低下や生活へも影響を及ぼすことが懸念されます。つまり、睡眠の質を向上させることが、現代の日本の課題といってもいいでしょう。そのために、個人はもちろん、企業をあげてのスリープマネージメントへの取り組みが重視されはじめています。

睡眠が十分でないことで社会や業界に与える影響

では、睡眠が十分にとれないことで社会や業界にどのような影響を与えるのか見ていきましょう。

業務意欲や関心の低下

睡眠不足は、業務への意欲や作業効率の低下につながります。睡眠で休養がとれていないと、思考が低下するだけでなく単純ミスを起こすこともあるでしょう。日常生活においても同じようなことが考えられます。家事がなかなかこなせなくなったり休日の外出が楽しめなくなったりします。不眠が続いた場合、起きることもままならなくなるかもしれません。状況によっては、外出の予定を諦めることも出てきます。また、睡眠不足によってささいなことでイライラするなど、家庭不和の原因にもなります。

注意力散漫による軽度なミス

睡眠の質が悪いときに起こりやすいのが、注意力が散漫になることです。いつもは問題なくこなせることでも、単純ミスを起こしやすくなります。業務内容によっては重大な問題にもつながりかねません。例えば、顧客情報を漏洩させてしまったりライバル企業に機密データを送信してしまたりということも考えられます。製造業などの場合、作業上のささいなミスがリコール対象になることもあります。こうしたミスは、企業イメージの低下を招くこともあるでしょう。

運転中の事故の誘発

睡眠不足で懸念される重大なことに運転中の事故があげられます。本来睡眠をとるべき時間に眠ることができていないと、車を運転中の居眠りを起こしやすくなります。眠気を感じたときは、パーキングエリアなど適切な場所に駐車して仮眠をとるのが一番です。しかし、業務内容によってはわずかな仮眠もとれないこともあります。また、注意力低下による判断ミスなどの事故も想定されます。

体調不良など健康への影響

健康への影響で注目したいのが、厚生労働省が「eヘルスネット」で公開してる「睡眠と生活習慣病との深い関係」についての調査結果です。この調査によれば、健康な人であっても4時間ほどしか眠れない日が2日ほど続いただけで、10時間睡眠をとった日と比べて食欲が増えるとしています。これは、食欲を抑えるレプチンが減少する代わりに食欲を高めるグレリン分泌が亢進することで起こります。つまり、睡眠時間は食行動にも影響を及ぼし、糖尿病や狭心症、心筋梗塞といった生活習慣病にかかりやすいということです。

企業によるスリープマネージメントの取り組み

睡眠障害が社会に与える影響の大きさを受け、スリープマネージメントへの取り組みを始めた企業は増えてきています。一般社団法人「日本スリープマネージメント協会」もセミナーの開催や講師の派遣などに力を入れており、睡眠の重要性を意識する企業が参加するなどの動きもあります。こうした企業の具体的な取り組みの一つとして注目されるのが、睡眠問題を解消するアプリの導入です。

従業員の睡眠をサポートすることを目的としたアプリで、睡眠記録の入力を従業員が自ら行い、それによって睡眠状態の可視化を図ります。こうすることで、従業員一人ひとりが自分の睡眠に対して関心を持つことを目的としています。アプリは、従業員自身が睡眠記録を管理するだけではありません。人事労務担当者も従業員の睡眠について把握できるようになっています。企業が率先してスリープマネージメントに取り組むことで、不眠によってもたらされる健康被害から従業員を守る努力がなされています。

スリープマネージメント関連の職業や働き方

スリープマネージメントをサポートするうえで話題を集めているのが「スリープテック」です。「スリープテック」とは、sleep(睡眠)とtechnology(技術)からできた言葉で、テクノロジーを駆使して質のよい睡眠につなげるための商品やサービスなどを指します。日本人の多くが、睡眠に関して何らかの問題を抱えている現代において「スリープテック」関連業界が今後伸びていくことが考えられます。

睡眠の質を改善する対策としては、これまでは枕をはじめとした寝具の見直しなどが主流でした。不眠を解消するには睡眠誘導剤の服用、飲酒などを主な対策としてきた人も多いでしょう。しかし、テクノロジーを駆使することで睡眠に関連したデータを収集し、より良い睡眠をとるための寝具の開発も進められています。睡眠中の呼吸の違いを察知し、振動を加えることで睡眠の質を上げたり無呼吸状態を回避したりできる寝具も登場しているのが現状です。

スリープマネージメントに関連したアプリの開発も進んでいます。腕に装着するタイプの運転者に向けた睡眠改善アプリや、自分が目覚めやすいタイミングでアラームが鳴るアプリなど、睡眠に関連したアプリも目的に応じてさまざまです。介護の現場でも、スリープマネジメントの重要性は注目されつつあります。認知症予防や転倒予防を考えるうえで、スリープマネージメントは重視されてきています。もちろん、介護する側にとっても十分睡眠をとることは大切なことです。心身の健康を維持し、健全な暮らしと効率の良い仕事をこなすために、スリープマネージメントを意識することは時代に合った働き方といえるでしょう。

現代の日本に欠かすことのできないスリープマネージメント

日本人の5人に1人は不眠など睡眠に対して何らかの問題を抱えています。睡眠で十分な休養がとれないと、業務だけでなく日常生活にもさまざまな影響を及ぼしかねません。

集中力や意欲が低下し、最悪の場合は大きな事故につながることもあります。スリープマネージメントを意識した企業や働き方は、今後も伸びることが考えられます。心身の健康を重視する業界は、これからますます注目されるのではないでしょうか。

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