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仕事をしている時間はどれくらい?なぜ人は多くの時間を仕事に費やすのか、働く理由も考える

仕事をしている時間はどれくらい?なぜ人は多くの時間を仕事に費やすのか、働く理由も考える
2021年3月22日

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ストレスを溜めないためにも、オンとオフの切り替えや適度の休息を取ることは大切です。

仕事に熱中できることは素晴らしいことですが無理は禁物。仕事のことで頭がいっぱいになると、プライベートもリラックスして過ごすことができず、体調を崩してしまうこともあるでしょう。

この記事では、人生の中でどれほどの時間を仕事に費やすことになるかシミュレーションするとともに、働く理由について考えてみたいと思います。

監修
森田 秀司 さん

大学卒業後、外食産業を経て人材サービス業界に入り、業界経験20年。転職エージェント9年、再就職支援3年、人材派遣5年の他、自身も派遣社員として2年半の就業経験があり、多種多様な働き方の支援に携わる。その後、京都地場の人材サービス会社にて、エンジニア専門転職エージェントサービスの立ち上げ、自社採用業務、派遣事業管理に携わる。人材紹介の仕事について日々思うことをnoteで配信中

大学卒業後、外食産業を経て人材サービス業界に入り、業界経験20年。転職エージェント9年、再就職支援3年、人材派遣5年の他、自身も派遣社員として2年半の就業経験があり、多種多様な働き方の支援に携わる。その後、京都地場の人材サービス会社にて、エンジニア専門転職エージェントサービスの立ち上げ、自社採用業務、派遣事業管理に携わる。人材紹介の仕事について日々思うことをnoteで配信中

仕事に費やす時間

人生において仕事のために使用する時間はとても多く、人によっては起きている時間の大半を、仕事のために費やしていることもあります。

特に日本人の場合、外国の人と比較して平均的な労働時間が長いことが指摘されてきましたが、1970年代ごろからこうした状況は徐々に改善されるようになりました。

厚生労働省の公表している統計を見ても、日本人の実労働時間数は年々減少しています。

出典:厚生労働省労働統計要覧 D労働時間

実労働時間は減少

この調査によると1970年における日本国内の30人以上の規模の事業所で働く人の実労働時間数は、1970年代から2010年代にかけて、大きく変化しています。

▼1か月あたりの実労働時間数

1970年186.6時間
1980年175.7時間
2000年154.9時間
2019年144.5時間

1970年における実労働時間数1か月あたり186.6時間でしたが、10年後の1980年には175.7時間まで減少しました。

これを仕事のために費やした時間の割合として計算したのが以下。

  • 1か月を30日・720時間とした場合の仕事のために費やした時間の割合
  • 1970年:約25.9%
  • 1980年:約24.4%
  • 2000年:約21.5%
  • 2019年:約20.1%

1970年においては約25.9%の時間を仕事のために費やしていたことになります。1980年においてこの割合は、約24.4%まで減少しています。

つまり1970年代から1980年代にかけて、平均的にみると人生のおよそ4分の1を仕事のために費やしていたことになります。

日本人の労働時間は21世紀になるとさらに減少し、2000年になると30人以上の事業所で働く人の平均実労働時間数は、1か月あたり154.9時間にまで減少しました。

2019年になると実労働時間は、144.5時間にまで減少。1970年と比較すると1か月あたり30時間以上も少なくなっています。

2019年に仕事のために費やした割合を計算してみると約20.1%になります。

つまり、人生で仕事のために費やした時間の割合は、およそ50年間の間に、5%以上も少なくなっていることがわかります。

自由に使える時間を確保できているか

こうしたデータから見ると、仕事以外のことに使える時間が多くなっていることがわかります。

ただし、通勤時間だけでも1か月分を合計すると長時間になることもあるので、人によっては自由に使える時間を十分に確保できていない場合も考えられます。

自由に使える時間を確保するためには、睡眠時間とのバランスも一緒に考えることが必要です。

1日8時間の睡眠をとる人の場合では、起きている時間は16時間。1か月を30日とすると合計で480時間を稼働するために使用できることになります。

  • 144.5時間(2019年)÷ 480時間(一月の稼働時間)=約30%
  • (144.5時間(2019年)+ 40時間(通勤時間))÷ 480時間(一月の稼働時間)=約38%

これを2019年における実労働時間のデータと比較してみると、起きている時間の約30%を仕事に費やしている計算になります。

仮に毎日の通勤にかかる時間を片道1時間として、1か月に20日出勤したとすると、通勤時間だけで1か月に40時間を費やすことになります。

こうした時間も考慮すると、仕事のために費やす時間は起きている時間の38%程度を締めることになります。

なぜ人は働くのか?

実労働時間は減少しているとはいえ、人生において多くの時間を仕事のために費やしていることが、上記のようなデータからもわかりました。

ですがその一方で、そもそも人はなぜ、それほど多くの貴重な時間を仕事のために費やしているのでしょうか。

働く理由とは

エン・ジャパン株式会社が2019年に調査した「働く理由」に関するアンケートによると、アンケートに回答した2063人の人のうち、95%の人が「収入を得るため」に働いていると回答しています。

これに次いで多いのが「自分の能力・人間性を高めるため」という理由で、52%の人が回答しています。

「仕事を通じて社会に貢献するため」ということを働く理由にあげている人も47%にのぼっていて、収入を確保すること以外の目的で働いている人が少なくないことも、上記のアンケート結果からはわかります。

その一方でこのアンケートでは、ベーシックインカムなどにより最低限の収入保障がされていても、働き続けるかという質問も一緒におこなわれています。

この質問に対し89%の人が、働き続けると回答しています。

ベーシックインカムだけでは、ゆとりのある生活を続けるのは困難であることから、働き続けなければいけないという理由も考えられますが、社会貢献という価値観を重視している人が増えていることも理由として分析されています。

実際にこのアンケートでも、回答した人の年代が上がるほど、仕事を通した社会貢献に対する関心が高まっていることがわかっています。

出典:エン・ジャパン株式会社「第160回 アンケート集計結果「働く理由」について」

仕事に向き合う姿勢

社会は目まぐるしく変化し続けています。ニューノーマル時代を迎え、常識だと考えられていたことが、新たな視点により全く別の認識に変わってしまうことがあります。

新型コロナウイルスの影響により、2020年代は世界的なレベルで常識が変わろうとしています。このような時代だからこそ、仕事に取り組む姿勢について、もう一度考え直してみる必要があります。

住むところは必要であり、食事をとるためのお金も必要です。収入を確保できなければ生活していくことは難しく、安定した収入を確保するためと割り切って、仕事に打ち込むのもひとつの考え方と言えます。

一方で、経済的な対価だけを目的に働くのではなく、仕事に何らかの意味を見つけ、個々の価値観を尊重し働ける環境づくりが進んでいます。

収入のためと割り切って働くことに何の喜びも見つけることができなければ、1日の多くの時間を辛く感じながら過ごすことになりかねません。

また反対に、働かずに遊んでばかりいても幸せな生活を送れるとは限りません。仕事を通じて何らかの生きがいを見つけることで、人生をより楽しめるようになることもあります。

他人や社会のためにと、自分の持っているスキルを活かして働くことに喜びを感じることは、ひとつの魅力的な働き方と言えます。

ニューノーマルな時代における働くことの意味

人生における仕事に関わる時間から、働くことの意味について考えてきました。

ニューノーマルな時代、価値観が大きく変化している今は、働くことの意味を改めて考えてみる良いタイミングではないでしょうか。

なぜ自分は働いているのか?

自分なりの働く意味を見つけることは、充実感のあるより楽しい人生につながることでしょう。

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