fbpx

オンラインイベントの難しさ|オフラインとは違うイベント運営の悩み

オンラインイベントの難しさ|オフラインとは違うイベント運営の悩み
2021年11月11日

新型コロナによりオンラインミーティングが日常になりました。緊急事態宣言中はオフラインで開催される予定のイベントの多くがオンラインに移行したように思います。

オンライン開催により地域を限定せずに参加できるメリットはありますが、オフライン開催と比べ参加者一人ひとりが自由でオープンな雰囲気で話すことが難しいと感じています。

ただ、これからオンライン開催が当たり前になっていくなら、リアルとは違ったオンラインでの魅力を存分に活かせる方法を見つけたいと考えています。

今回はリアルイベントとは違うオンラインならではのコミュニケーションのポイントについて整理したいと思います。

Tokushi
Tokushi

やっぱりリアルが一番!という前にオンラインの良さや活かし方を整理しておこうと思います。

オンラインイベントの増加

新型コロナの拡大に伴い、対面で人が集まる「イベント」の開催が難しくなりました。

大阪心斎橋のカフェで開催していたオモシゴ★カフェも2020年1月23日のオフライン開催を最後に、オンラインに移行しました。

オモシゴ★カフェでも利用している、イベント・コミュニティのプラットフォームPeatixのによると、2020年1月以降のオンラインイベント参加者は305万人、オンラインイベント数は14万件に達したそうです。

直近だと、2021年1月~3月の間に、36,000件以上のオンラインイベントが開催され、のべ74万以上の人が申し込みをしています。これは2020年1月~3月に比べて、オンラインイベント数が約40倍、オンライン参加数が約35倍の数字です。

PRTIMES

リアルイベントとあわせて、開催数・参加者数ともに大きく増加していることから、新型コロナによってオンラインを中心にとしたイベントの実施/参加のハードルが低くなったと言えるのではないでしょうか。

オンラインイベント実施のメリット

オンラインイベントでは、会場探しや備品などを準備する必要はなく、zoomなどのWEB会議ツールやYoutubeを使って開催することが可能です。リアルイベントと比べてコストを削減でき、場所を選ばずどこからでも開催/参加できることが大きなメリットです。

オンラインイベントの主なメリット
  • 会場代がかからない
  • 備品などの準備物が少ない
  • 場所を選ばず開催/参加できる

リアルイベントとは違う運営のポイント

主に対話形式のイベントを実施する際、オンラインイベントとリアルイベントではあきらかに勝手が異なります。

リアルイベントで当たり前にだったことが、オンラインではうまくできずイベント進行に苦労することがあります。対話形式のセミナーやワークショップを主催する方はどなたも同じような悩みはお持ちではないでしょうか。

オンラインイベントの特徴

良いところ

  • モニターで参加者全員の顔が見える
  • ツール活用することで時間配分など進行がしやすい
  • 画面共有機能でプレゼンや説明がしやすい
  • 好きなタイミングで参加/退出できる

苦労するところ

  • あいづちが打てない
  • 目線が合わない
  • テンポ良く会話が進まない
  • 空間/時間を共有する感覚が少ない

オンラインでの対話の場をどう創るか

リアルイベントでのオモシゴ★カフェの良さは、同じ空間・時間を共有するところにありました。働き方をテーマに自由にリラックスして会話するその時間は、初対面の方同士でも打ち解けられる場となっていました。

『仕事や働き方に関する疑問や悩みを教えてほしい|「オモシゴカフェ」を始めたワケ』でも書きましたが、「これからの働き方」をテーマにして、どんな人が参加してくれるのか、どんな課題や悩みを持っているのか、インタビュー調査のつもりで開催したのが始まりでした。結果的に対話の場になり良い空間ができていたと思います。

しかし、オンラインイベントに固執するわけではありませんが、気楽に参加でき普段では話すことのないような人同士が出会える時間として、オンライン開催はとても有意義な時間だと私自身は感じています。

平日の夜に自宅から参加される方にとって、仕事から帰ってきてリラックスした時間は、他にも楽しめるコンテンツがたくさんあります。

よく考えれば当たり前のことですが、最近になって、仕事帰りに立ち寄れるリアルイベントとは全く別の「参加して良かった」と思ってもらえることを準備しなければいけないと気づきました。

単にリアルイベントをオンラインに移行するのではなく、オンラインイベントに参加する価値をどう提供するか。イベントのコンセプト、テーマや進め方、さらにはオンラインでも積極的に参加してもらえる工夫がリアルイベント以上に必要です。

まとめ

これまでリアルで取り組んでいたことが、オンラインではどうもうまくいかない…と感じることが多々あります。

だからと言ってテレワークやリモートでの働き方を否定していては、いつまでもオンラインの良さを活かすことはできません。

DXの推進など、オンラインを活用した働き方がこれから広がっていくことを考えると、オンライン化もひとつの挑戦として取り組む価値があると思っています。

Tokushi
Tokushi

みなさんに喜んで参加いただけるようなオンラインでの場づくり、引き続き続けていきたいと思います。(もちろん、リアルイベントも開催したい…)