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複業に挑む働き方のパイオニア|福元はる さん

複業に挑む働き方のパイオニア|福元はる さん
2024年2月28日

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複業で見つける、自分らしい働き方

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ここ最近、複業は新たな可能性を切り拓く手段として注目を集めています。年齢や職種を問わず、自分の可能性を広げるために、複業や起業を志す人が増えています。しかし、複業にはリスクが伴うことも事実です。

ここでは、複業に挑戦するパイオニアたちの実践と題して、複業に取り組む方々の熱い想いや具体的な行動を紹介します。彼らがどのようにリスクを乗り越え、成功を収めたのか。

複業を検討される方の参考になればと思います。

福元はる さん|会社員&講師

産後の復職や時短勤務での管理職業務を経験し、女性の働き方に深い関心を持つようになる。現在は会社員としての業務に加え、管理職・リーダー職の女性を対象とした講座を主宰している。複業のスタートはブログを通じた発信。その後、ワーキングマザー向けの時間管理術講座や女性営業職対象の営業術講座など、多岐にわたる活動を展開している。「女性の働き方と生き方をアップデートし続ける」というコンセプトのもと、働く女性たちのキャリア形成支援に注力している。
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複業を始めようと思われたきっかけは何だったのでしょうか?

  • 福元さん:

私が複業を始めようと思ったきっかけは、営業マンから管理職に立場が変わったことでした。それまでは、時間や休日に関係なく営業現場でお客様と商談を重ね、その結果として実績が上がることに無我夢中でした。

苦しさはなく、楽しさと喜びで満たされ、結果的に全国上位に立つこともありました。しかし、結婚・出産を機に働き方を見直す必要に直面し、さらに部下の数字責任を持つ管理職の立場になったことで、多くのことが立ち行かなくなりました。

成績も時間配分も公私のバランスも取れず、営業マンとしての自信も失いました。個人プレーからチームでの協力を目指すようになり、働き方も生き方も見直す必要があると痛感した日々でした。

まず初めにどのようなことに取り組まれたのでしょうか?

  • 福元さん:

4年前の12月、ブログを投稿したことが複業の始まりでした。その時点では、複業や現在のような活動は全く考えておらず、ブログやSNS、起業に関する勉強もしていませんでした。当時、管理職としての仕事が上手くいかず、悩みやプレッシャーに耐え切れず、自分自身の限界を感じていました。

それまで本業の仕事しか経験がなく、他の情報や人脈もなかった私に対し、親友が「会社以外の場も持ってみたら?」と提案し、ブログを紹介してくれました。その時、親友がブログを投稿していたり、本業以外で趣味や発信活動をしていることを知らなかった私は衝撃を受け、その日の夜にすぐにブログを開設しました。

複業や起業など全く考えていなかったからこそ、リアルでありのままの日常を投稿したことがきっかけで読者の方が増えいったように思います。

ブログ開設後はどんな反応がありましたか?

  • 福元さん:

最初は、ブログを読んだ女性管理職からメッセージやコメントが少しずつ届くようになりました。「こういう時はどうしていますか?」「同じ状況の女性がいて心強い」といった共感や悩みの相談が中心でした。

ブログを通してのやり取りが手間が掛かることから、たった一人の読者の方とやり取りするために公式LINEを作成しました。その紹介をしたところ、一度もやり取りしたことがなかった読者の方が続々と登録して下さり、LINE上で個別にやり取りを行うようになりました。

そのなかで「有料で良いので、お会いしたい」「時間をかけて教えて欲しい」というリクエストをいただき、個別コンサルを始めました。個別コンサルを何度も受けていただく方が増え、「単発コンサルの限界」を感じ、より深いマインドや学びを提供したいという思いと継続的な講座開催のリクエストが重なり、今の取り組みにつながりました。

活動紹介
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複業を進める中で大変だと思うことはありますか?

  • 福元さん:

複業を進める中での大きな挑戦は、大枠での計画立てと健康管理です。年間の計画を立て、本業と複業のバランスを取ることが重要だと感じています。

私の場合、本業の繁忙期は毎年決まった時期にあるため、そのタイミングで複業のイベントや新規集客は行わないようにしています。逆に、複業の長期講座などが始まると約4ヵ月間は慌ただしくなります。そのため、年間を通じて1、2回の頻度に留め、集客や講座運営の質を保つよう努めています。

ハードな毎日を乗り越えるためには、健康管理が欠かせません。複業では常に動き回る必要があるため、健康管理には特に注意しています。

先日開催されたセミナーは大好評のうちに終了

本業と複業のバランスをどのように取っていますか?

  • 福元さん:

基本的には、日常の全てが仕事に直結していると考えています。これには、人との出会い、遊び、読書や学び、育児も含まれます。営業職という性質上、「自分自身が商品」という考えから、人生経験の全てがお客様と対峙する際の引き出しになっています。

これは、複業で悩み奮闘している受講生と向き合う時も同じです。そのため、「新たな挑戦をし続けること」や「自分自身をアップデートし続けること」を、仕事でもプライベートでも常に大切にしています。

やはり、本業に加え家事や育児もある中で、複業を実現するには「自分が自らやるべきこと」にのみ集中する必要があります。本業・複業を問わず、24時間の全ての行動を通じて「今、本当に私がやるべきことなのか?」と自問自答しながら動いています。

コミュニケーションなどアナログで進めるべき事柄と、システム活用など効率を重視して進めるべき事柄を見極め、時間をより有効に活用する方法をつねに模索しています。同時に、家族や運営チームなどのサポートを受けている近しい方々には、自分の考えや感覚を常に伝えるよう心がけています。

今のような自己実現は、家族や仲間がいなければ不可能でした。私は独走するのではなく、言葉を尽くし、丁寧に伝えるよう努めています。

ライフジャーニー

ターニングポイント

  • 2016年
    出産・不動産業界では異例の営業職として復職
  • 2018年
    時短勤務のまま管理職登用
  • 2019年
    blogを書き始める
  • 2021年
    長期講座やセミナー主宰など複業を本格化
  • 2024年
    自身の更なる働き方改革に邁進

複業を通じて得た成果や達成感について教えてください。

  • 福元さん:

私自身、本業でも複業でも『お客様が変化する姿』に非常にやりがいを感じています。複業では、私と同世代である『組織で働く40歳前後の女性』が、結婚・出産・キャリアチェンジなどの価値観が揺れ動く時期を経験しています。

自分自身の本音や希望を忘れがちな日々の生活の中で、仲間やコミュニティとの出会いがきっかけとなり、彼女たちは働き方に向き合っています。昇格や転職、独立はもちろん、自分自身のために新たな学びを始めたり、自分の声を発信し始めるなど、彼女たちが一歩を踏み出す姿に胸を打たれます。

そして、『女性管理職育成アカデミー』という、管理職やリーダー職の女性を対象とした長期講座を開始したことは、私にとって大きな成果です。普段の発信や単発セミナーとは異なり、この講座では受講生との関わりや集客工程、費用がすべて倍以上になりました。

もちろん、本業を持つ中での準備や集客、契約の締結、そして講座が始まると、連日連夜のコンサルティングや授業に追われる忙しい日々を送りました。しかし、これらの挑戦を通じて、受講生たちから学びたいと名指しで声をかけられる喜びやプレッシャーを感じ、強い絆が生まれるコミュニティの力を実感しました。

これからの時代においては、『働き方は生き方』という価値観が社会に浸透していくと思います。これまでの『常識』とされてきた多くの事例が、多様性によって変化している今、男女や年齢、場所に関係なく、個々人の意識によって幾らでも働き方を『自分で創り出す』ことが一般的になり、また必要な力にもなるでしょう。

働き手側も雇用する側も、柔軟性が求められています。そのため、一つの会社や一つの働き方に固執せず、会社以外の場所や異業種にも目を向け、自ら多くの情報やサンプルに触れていくことの重要性を感じています。

女性の働き方改革「福元はる」さんの紹介動画

これから複業を考えている方へのアドバイスはありますか?

  • 福元さん:

働き方が生き方に直結している現代では、多様性がますます重要になっています。これまでの「常識」とされてきた働き方が、多様性によって変化しています。働き手も雇用する側も、柔軟性が求められる時代です。複業は、一つの会社や一つの働き方に限定せず、異業種や会社外の様々なフィールドに目を向ける機会を提供します。

自ら積極的に様々な情報やサンプルに触れ、新しい働き方を創り出すことが求められています。私個人としては、仕事とプライベートが混在する「ライフワークブレンド」の生活が理想です。そういった多様な生き方を目指していくことが、これからの時代を生き抜く上で大切だと思います。

複業に挑戦しようと考えている方々には、「まずは、やってみましょう!」と伝えたいです。複業は、一つの仕事だけでは得られない出逢いや人脈・価値観など、信じられないほどの広い世界を私にもたらしてくれました。こればかりは、実際に動いた人間にしか実感できないことだとも思います。

時間管理や体力面・育児とのバランスなど過酷な場面は数え切れませんが、それを上回るほど、人生への相乗効果を実感しています。

複業のヒント!

原点を忘れない

日々を乗り越えるには「なぜ、私は、この活動をするのか?」という原点を忘れないことが必要です。その想いさえ見失わなければ、大丈夫。逆に、安易な動機だけでは続けられない大変さも実感しているので、その時は同志や仲間など、環境の力を借りながら一緒に乗り越えましょう!

まとめ

福元はるさんのインタビューを通じて、複業が単に仕事を増やす、収入を増やす以上に深い意義を持つことが伝わってきます。福元さんは自らの経験を活かし、同世代の女性たちに寄り添う姿勢を持つことで、彼女は多くのフォロワーを惹きつけています。

このインタビューを通して、本業と複業をバランス良く進める方法、新たな機会への挑戦の仕方、そして日常の課題をどのように克服するかという点において、多くのヒントを得られるではないでしょうか。

福元さんから「まずは、やってみよう!」というメッセージをいただきました。初めての道を歩むことは困難かもしれませんが、その先には自らが想像もしていなかった成果や満足が待っています。挑戦し続けることで自分自身の可能性を広げ、自らのキャリアを豊かにすることができます。

今回の記事が、新たな働き方に目を向け、一人ひとりそれぞれの道を探すきっかけとなれば幸いです。