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ミレニアル世代とZ世代の働き方|ますます存在感が大きくなる、それぞれの世代の特徴を解説

ミレニアル世代とZ世代の働き方|ますます存在感が大きくなる、それぞれの世代の特徴を解説
2021年2月19日

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ミレニアル世代・Z世代という言葉をご存知でしょうか。18歳以上の労働者層を大きく4つの世代に分類したうちの2つの世代を指した言葉です。

この2つの世代、社会における存在感は大きくなっており、日本では2025年にこれら世代が労働力の約50%を占めると言われています。

ミレニアル世代・Z世代の意味

世代間の働き方に対する価値観の違いに触れるにあたって、そもそもミレニアル世代とZ世代とは何かをよく理解できていないという方もいることでしょう。

そのためにもまずはミレニアル世代とZ世代について、それぞれの意味と特徴を見ていきましょう。

「ミレニアル世代」の意味と特徴

ミレニアル世代というのは1980年~1995年に生まれた人のことを指す言葉です。

具体的な期間については出典によって異なりますが、おおよそ2020年時点で年齢が20代後半~40代前半の方がミレニアル世代に該当するとされています。

ひと世代前が「X世代」、後述するZ世代がひとつ後の世代であることから、「Y世代」と呼ばれることもあります。

ミレニアル世代はインターネット環境が充実し始めた初期の情報社会に育っているため、情報を正しく整理・発信する、情報リテラシーの高さが特徴と言えるでしょう。

また、パソコンなどが徐々に普及していった時代でもあることから、情報機器の扱いにもある程度慣れている方が多い世代です。

「Z世代」の意味と特徴

Z世代はミレニアル世代に続く世代として、1996年以降に生まれた人のことを指します。

現在の10代~20代の「若者」を中心とした世代のことです。ミレニアル世代より後の世代となるため、生まれたときから情報機器・ITに囲まれて育っています。

そのため、ミレニアル世代と同様に情報リテラシーが高いだけでなく、ITに関する知識・理解が進んでいる世代です。特にスマートフォンの普及とともにSNSも爆発的に普及した世代であることから、ITリテラシー・ITモラルが備わっていることが特徴として挙げられます。

ミレニアル世代以上に、デジタルに適応した世代だと言えるでしょう。

ミレニアル世代・Z世代のそれぞれの消費行動の違い

ミレニアル世代とZ世代はどちらも情報社会に育っていることから、インターネットなどの情報をもとに消費をすることが多いという特徴がありますが、細かな点でそれぞれの消費行動に違いがあります。

では、ミレニアル世代とZ世代の消費行動についてどのような違いがあるのか見ていきましょう。

ミレニアル世代の消費行動

ミレニアル世代の消費行動の中心は、旅行やアウトドアといった娯楽です。

情報社会の基礎はミレニアル世代の頃からありましたが、Z世代が体験しているようなSNSなどのオンラインサービスはまだ充実していない時期です。

主にインターネットを使用する目的は、「情報の収集、もしくはオンラインショッピング」でした。

しかし、バブル時期のように高級車や高級住宅を持っていることがステータスではなく、「素敵な体験のためにお金を使う」という考えが広まっていたため、旅行やアウトドアといったサービスへの消費が加速したとされています。

Z世代の消費行動

Z世代は、SNSをはじめとしたオンラインサービスが中心の時代へと移っていくことから、インターネットも情報収集やショッピングにとどまらず、あらゆる目的で使用されるようになります。

そんなZ世代の消費行動の中心となったのが、一定期間の利用に対してお金を払う有料型のオンラインサービス、「サブスク」です。

映画やドラマが一定額で見放題になる動画配信サービスなどは、若者を中心に大きな人気を集めています。スマートフォンなどから簡単に利用することができ、自分の好きな時間で楽しめるのもサブスクがヒットした要因です。

ミレニアル世代と比べると安定を重視しており、将来への不安から消費行動に対して消極的な傾向があります。そのため、サブスクをはじめとした「少額で利用できるサービス」が人気になっているのが特徴として現れています。

仕事との向き合い方や働き方の違い

それぞれの価値観や働き方にはどのような違いがあったのでしょうか。

ミレニアル世代の働き方・価値観

ミレニアル世代は、熱心に仕事に取り組む傾向があります。上昇志向が強く、会社員の場合は部長や本部長など上位のポジションを目指すことが特徴的です。

WordやExcelといったアプリケーションを活用し、仕事の「デジタル化」を意識している世代でもあります。そのため、情報収集を紙媒体に頼らないという特徴もあります。

一方で仲間や同僚といった「人との繋がり」を大切にすることが多く、デジタル化が進んでもなお対面での名刺交換や接待という文化を尊重する傾向にあります。

Z世代の働き方・価値観

Z世代の働き方も根本的にはミレニアル世代と変わりませんが、Z世代の場合はさらに「情報の共有・発信」を重視した働き方が特徴です。

例えば、WordやExcelで作成されたデータがあった場合、「データをどのようすれば効率的に共有できるか」を考える傾向にあります。ミレニアル世代がデジタル化を重視しているのに加え、さらにデータを活用した効率化を当たり前のように重視しているのがZ世代です。

また、社内でのIT利用に留まらず、ビジネスにおいてもクラウドサービスやSNSを積極的に活用するなど、ITに対して抵抗はありません。

しかし、安定を重視した世代でもあることから、上昇志向はミレニアル世代ほど強くなく「とりあえず安定した仕事に就ければいい」と目標を必要以上に高く設定せず働く世代でもあります。

まとめ

「ミレニアル世代」「Z世代」の存在感は世界中で大きなものとなっています。

このふたつの世代で世界の労働人口の75%を占めるようになり、米国の人口の4分の1ほどを占めるZ世代は、今後世界で最も影響力ある購買層になろうとしていると言われています。

これら世代はインターネット・デジタルの進化とともに成長してきた世代ですが、ニューノーマルな時代の中で、さらに価値観や考え方の面で社会に大きな影響を与えていくことになるのではないでしょうか。

ここまで「ミレニアル世代」「Z世代」の特徴や違いについて見てきましたが、それぞれが属する世代の特徴を理解した上で、他者を受け入れ違いを楽しむことがこれからも大切になるでしょう。

参照:ミレニアル世代 vs Z世代:押さえておくべき4つの違いと特徴