【業界の選び方】転職するなら今後有望な業界がおすすめ!?

【業界の選び方】転職するなら今後有望な業界がおすすめ!?
2022年8月5日

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転職先を選ぶにあたっては、幅広く業界研究をしてそれぞれの業界の特徴や将来性を含めて把握することが大切です。その中から自分のキャリアやスキルを活かせそうな業界・企業を探していきましょう。

この記事では、転職にあたって業界研究を行うメリットや各業界の特徴を一覧で紹介し、転職先として人気の業界、自分に合う転職先の選び方までを紹介します。

監修
森田 秀司 さん

大学卒業後、外食産業で約3年勤務。その後人材サービス業界で大中小様々な企業の採用支援を21年経験後、創業30年の大阪市の音響、映像システム設計、施工会社で人事総務課長。人材紹介の仕事について日々思うことをnoteで配信中

大学卒業後、外食産業で約3年勤務。その後人材サービス業界で大中小様々な企業の採用支援を21年経験後、創業30年の大阪市の音響、映像システム設計、施工会社で人事総務課長。人材紹介の仕事について日々思うことをnoteで配信中

業界研究を行うメリット

転職先の企業を決めることは転職先の業界を決めることと同じです。そのためには、世の中にはどのような業界があるのかを知り、その中で自分に合った仕事や自分のキャリアを活かせる仕事は何なのかを考えなければなりません。転職活動において業界研究はとても大切です。まずは、業界研究を行うメリットを紹介します。

視野を広げられる

多くの人は、広告や商品として目にする企業くらいしか知らないことが多いです。業界研究をすると、世の中には自分が知らないさまざまな業界や仕事があることを理解でき、視野を広げられます。今まで知らなかった業界に興味を抱いたり、興味を抱いていた仕事により強く惹かれたりすることがあるかもしれません。業界の種類を知ることで他の業界との関連性を知ることができ、他の業界に興味が広がる場合もあります。

転職を考える業界の将来性を把握できる

転職先を考えるにあたっては、志望する業界の展望を理解しておくことが不可欠です。業界研究を行うことで、転職を考えている業界がこの先どうなりそうか理解を深められます。

志望業界を絞ることが可能

業界研究を行うことで、自分のこれまでのキャリアを基に自己分析し、どうなりたいかを考えられるようになります。どの業界をめざすのか方向性を定め、その中で自分が活躍できる場所を探していくことが可能です。

入社後にも役立つ

新卒で入社する場合とは異なり、転職の場合は入社後に研修が行われないケースも多々あります。業界知識などは身に付いていることを前提に仕事を任されるので、その中で活躍するためには業界知識を十分に身に付けておくことが必要です。

8つに大別される各業界の特徴

業界は役割で分類すると、「メーカー」「商社」「小売」「金融」「サービス」「IT」「マスコミ」「官公庁・公社・団体」の8種類です。それぞれの業界の特徴を一覧で紹介します。

メーカー原材料を加工して製品を生産するモノづくりによって利益を出す業界です。製造工程に着目すると素材メーカー、部品メーカー、加工メーカーの3種類に分類されます。モノを製造して販売して終わり、ではなく、アフターフォローなど購入後のサービスなども行うことが特徴です。
商社モノを売りたい人と買いたい人を結び付けて利益を得る業界です。幅広い商材を扱う総合商社と特定の商材を扱う専門商社があります。
小売メーカーや商社から仕入れた商品を消費者に売る業界です。百貨店やスーパー、コンビニは幅広い商材を扱い、専門店はある程度決まった商品を扱います。
金融銀行・証券・保険など、お金を動かして利益を得る業界です。資金が余っている人が不足している人にお金を融通する橋渡しを金融機関が行います。
サービス形のないものを売る業界です。個人や企業が求めているサービスを売ることで対価を得ます。旅行や外食、不動産、コンサルティング、鉄道、ガス、弁護士、医師などもサービス業の一種です。
IT情報の伝達に関わるサービスを売る業界です。システムの開発をするソフトウエア、WEB上でサービスを提供するインターネット、通信ツールの開発や提供を行う通信などがあります。
マスコミ大勢の人に一度に情報を伝える業界です。電波を利用する放送、紙面を利用する新聞、書籍で伝える出版、さまざまな媒体を使う広告などがあります。
官公庁・公社・団体企業のように営利目的ではなく、公共性の高い事業を行うのが特徴です。官公庁は国や地方公共団体の役所、裁判所など、公社・団体は独立行政法人や公益社団法人、公益財団法人、地方公共団体や国、自治体が運営する学校・病院などです。

将来性があり転職先として人気の業界

市場規模が拡大していて将来性があり、転職先として人気の業界を紹介します。

IT業界

インターネットが急速に広まり、ネット通販やWEBコンテンツの重要性が高まったことなどを理由として、IT業界の市場規模は拡大しています。新型コロナウイルスの感染拡大によりテレワークが推進されていることもあり、今後もIT業界の需要は拡大していくでしょう。IT業界は人手不足に陥っていることもあり、離職率と比べて入職率が高い傾向です。IT業界の経験はなくても将来性や伸びしろに期待するポテンシャル採用が積極的に行われています。

専門・技術サービス業界

専門・技術サービス業界にはコンサルティング事業や広告事業などが含まれます。新型コロナウイルスの感染拡大により経営が困難になり、経営コンサルタントが必要とされる事例は増える傾向です。インターネット広告業界の市場規模はインターネットの普及に伴い拡大しており、2019年にはテレビ広告を超えたことが話題となりました。今後も市場規模はさらに拡大していくことが予測できます。

医療・福祉業界

人口は減少しているものの高齢者の人口は増加している関係で、医療・福祉業界は市場が拡大しています。2055年には65歳以上の高齢者は4人に1人以上になるといわれており、今後もますます医療・福祉業界の需要は高まるでしょう。実際、医療・福祉業界は人手不足なこともあり、人材の採用に積極的です。

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自分に合う転職先を選ぶためのポイント

自分に合った転職先の選び方をするために、最初に転職活動の軸を定めましょう。転職活動の軸は【同業界×同職種】【異業界×同職種】【同業界×異職種】【異業界×異職種】の4種類あり、後になるほど転職の難易度は高くなります。同業界×同職種で転職を考える場合は、これまでのスキルや経験をアピールしやすいです。

異業界でも同職種に転職したい場合も、その職種ならではのポータブルスキルをアピールしやすい傾向があります。業界、職種ともに変えるキャリアチェンジはこれまでの経験やスキルを活かすことは難しく、業界や職種を超えたポータブルスキルや志望動機のアピールが必要です。

未経験の業界・職種をめざしたい場合

未経験の職種に就きたい場合は、有効求人倍率が高い業界や成長が著しい業界を選ぶのが狙い目です。求人数に対して求職者が少ない場合は有効求人倍率が高くなり、必要な人材が集まらないので、企業側は採用の門戸を広げたり未経験者の雇用に積極的になったりする場合が多々あります。成長が著しい業界は人手不足なケースも多いため、未経験者も採用したいと考える企業も少なくありません。

企業選びの基準を決める

転職の軸を決めたら、重視したいポイントや妥協点など、企業を選ぶ際の基準を設定します。重視したいポイントが複数ある場合は優先順位をつけましょう。優先順位をつけ、妥協点を明確にすることで応募する企業を広い視点で選びやすくなります。企業を選ぶ際には、仕事内容と自分のスキルや経験が見合っているかをチェックすることも大切です。転職先を選ぶ際には、これまでの仕事や職場で自分に合わないと感じている点を除外条件として明確にしましょう。同じ失敗を繰り返さないためにも必要です。

番外編:転職活動中に良い会社を見つける手がかり

では、最後に転職活動中に良い会社かどうかを見分ける手がかりをご紹介します。実際に会った時の節々で何らかの違和感を感じる会社は、だいたい何か問題があったりお付き合いする中で問題が起こったりするものです。以下はひとつの「手がかり」として参考にしていただければと思います。

面接前に分かる手がかり|会社に来社する時のたたずまい

  • 屋内外が綺麗
  • 来客対応が丁寧
  • 従業員が挨拶をきちんとする

面接中に分かる手がかり|面接官とのやり取り

  • 面接官が挨拶をする
  • 話しやすい雰囲気を作っている
  • 役員クラスが早くから面接に出てくる会社
  • 経営方針が見えてくる
  • 会社が苦しい時に人材育成をしている

面接後に分かる手がかり|面接後の企業側の対応

  • 求職者が建屋を出るときの見送り方
  • 選考結果の連絡が早い

その他

  • 企業ホームページが整備されている
  • お見送り(不採用)メールに採用担当者の名前が書かれている

参考:
良い会社を見極める手がかり(森田秀司のnote)

自分に合う転職先を選ぶために業界研究を行って業界ごとの特徴を把握しよう

転職するにあたっては、これまでの経験やスキルを棚卸し、転職先でどのように活かしていきたいかを考えることが大切です。転職活動を成功させるためには、転職活動を行う軸を定め、軸に沿って重視したいポイントや妥協点を明確にしていきます。

まずは幅広く業界研究を行い、各業界の特徴や将来性などを把握することが大切です。そのうえで、自分のキャリアを活かせる業界や企業を探していきましょう。