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サーキュラーエコノミーとは?【2030年に生まれる新業界!?気になるテーマ】

サーキュラーエコノミーとは?【2030年に生まれる新業界!?気になるテーマ】
2022年6月21日

30代まで勤めてきた大企業で、やりがいを感じられず転職を考えているという方も多いでしょう。成長が見込める業界で、やりがいを感じながら仕事をするには、その業界で必要とされるスキルや経験を得る必要があります。

ただ、どの業界が成長を見込めるのか、わからなければ行動に移せません。この記事では、2030年までに大きな成長が予想される「サーキュラーエコノミー」について、紹介します。

サーキュラーエコノミーとは?資源を循環させ利用する仕組み

サーキュラーエコノミーとは、わかりやすく説明すると、資源をできるだけ循環させ再利用することです。アイルランドの総合コンサルティング会社アクセンチュアによれば、全世界のサーキュラーエコノミーの市場規模は、2030年までに4兆5000億ドルと試算しています。日本円にすると、500兆円以上です。世界中で大量の廃棄物による環境汚染が進んでいます。サーキュラーエコノミーによる、廃棄物を出さずに循環し利用するという仕組みは、地球にとって必要な取り組みなのです。

ただ、今までと同じような製品開発をしていては、循環できる資源とはなりません。サーキュラーエコノミーへの移行を推奨するエレン・マッカーサー財団では、「サーキュラーエコノミーの3原則」として、「排除」「循環」「再生」を挙げています。

「排除」は、製品などを設計する段階で廃棄物を排除して、仕組みの効率化を図ることです。「循環」は、技術面や生物面において、製品が高い価値を保ったまま循環させることを意味します。「再生」は、自然の資本を保存し増加させることです。では、サーキュラーエコノミーによって、社会や業界はどのような影響を受けるのでしょうか。

社会や業界への影響|脱炭素への期待と経済効果

サーキュラーエコノミーにより、社会や業界が受ける影響として考えられるのは、脱炭素への期待と経済効果です。ここでは、サーキュラーエコノミーが具体的に与える影響と、企業が取り組むべき内容などを紹介します。

サーキュラーエコノミーが社会に与える影響

サーキュラーエコノミーは、世界が目的としている、二酸化炭素排出量ゼロを実現した社会「脱炭素社会」に、大きく貢献すると予想されてる仕組みです。オランダのサーキュラーエコノミー推進機関サークルエコノミーが公表したレポート「Circularity Gap Report 2021 」では、サーキュラーエコノミーは世界の温室効果ガス排出量の39%を削減し、新たな天然資源の使用量を28%削減する効果が期待できる、と試算しています。

では、日本において、サーキュラーエコノミーはどのように考えられているのでしょうか。

日本におけるサーキュラーエコノミーの方向性

日本では、経済産業省「循環経済ビジョン2020」において、廃棄物や環境対策としてだけでなく、新たなビジネスチャンスとして、循環性の高いビジネスモデルへの転換が重要としています。日本は2000年代初頭から、世界に先駆けて3R(リデュース、リユース、リサイクル)による成果を出しました。

この3Rによる強みをグローバル市場で活かし、世界との産業競争力強化につなげる、ということです。前述したように、サーキュラーエコノミーの市場価値は2030年までに4兆5000億ドルと試算されています。サーキュラーエコノミーがもたらす経済効果は、計り知れないのです。では、業界において、どのような取り組みが必要なのでしょうか。

企業において必要な取り組み

経済産業省「循環経済ビジョン2020」では、次のような方向性が示されました。

  • 循環性の高いビジネスモデルへの転換
  • 市場、社会からの適正な評価の獲得
  • レジリエントな循環システムの早期構築

企業では、循環の視点で製品の素材の見直しや、廃棄物を減らすための取り組みが求められます。また、廃棄せずに製品の素材を循環させるには、消費者から効率的に使用後の製品を回収するなどのシステムを構築する必要もあるでしょう。そのためには、企業だけが取り組むのではなく、関連企業や消費者の理解を得たうえで、協力してもらうための環境づくりが大切です。

日本や世界における企業の取り組み事例

企業では、どのような取り組みが行われているのでしょうか。具体的な事例を紹介します。

プラスチックの再資源化

株式会社アールプラスジャパンは、使用済みプラスチックの再資源化に取り組む企業です。25社(2021年5月時点)による共同出資会社で、2027年の実用化を目指し、アメリカのバイオ化学ベンチャー企業「アネロテック社」と共同で、環境負荷の少ない使用済みプラスチックの再資源化技術を開発しています。

飲食店のメニューシートを再生利用

株式会社セブン&アイ・フードシステムズ、株式会社TBM、リコージャパン株式会社が連携し、飲食店で使える資源循環に取り組んでいます。

TBM が開発した LIMEX(ライメックス)という素材を使ったメニューシートを、トレーに再生利用するというものです。 LIMEXは、プラスチックの代替として、多くの企業から注目され導入が進んでいます。

サブスクで環境負荷の軽減に貢献できるシューズ

スイスのチューリッヒにあるシューズメーカー「On」では、2020年9月から「決して自分のものにはならないシューズ」というサブスクリプションサービスを行っています。自分のものにはならないシューズとは、100%リサイクルできるランニングシューズです。仕組みは、まず新しいシューズを受け取り使用します。

使用したシューズをOnに返却することで、新しいシューズが届く仕組みです。100%リサイクルできるので、環境への悪影響はありません。利用すれば、環境への配慮にもつながります。

リサイクル素材で服をつくるブランド

スペインの「ECOALF(エコアルフ)」というファッションブランドでは、すべてのアイテムを再生素材や環境負荷の低い天然素材で手がけています。海のゴミを集めてウェアをつくるなど、「地球環境を守るために服を売る」という発想のブランドです

サーキュラーエコノミーに関連する職業・働き方

サーキュラーエコノミーに関連する働き方としては、「サーキュラー化に直接的に関わる仕事」「サーキュラー化に間接的に関わる仕事」があります。

サーキュラー化に直接的に関わる仕事

サーキュラーエコノミーの取り組みへ直接的に関わり、資源の維持や修繕を進める仕事です。例えば、資源の維持や修繕により再利用可能な状態を保つ仕事や、廃棄物を資源として利用する職業、再利用できる資源をアドバイスする仕事などが挙げられます。知識や技術はもちろん、対人スキルも必要です。

サーキュラー化に間接的に関わる仕事

企業や社会のサーキュラーエコノミーへの取り組みに対し、サポートをする仕事です。例えば、再利用できる資源を見据えて製品を設計する仕事、資源の再利用を最適化するシステムを構築する仕事、知識や経験を活かしサーキュラーエコノミーによる新しいビジネスモデルを考案する仕事、などが挙げられます。知識だけでなく、ITスキルも求められる仕事です。

まとめ

サーキュラーエコノミーは、2030年までに4兆5000億ドルの市場価値が見込まれる取り組みです。日本でも、サーキュラーエコノミーがもたらす経済効果を期待した動きが見られています。多く業界が取り組んでいるため、サーキュラーエコノミーに関われる決定的な企業はありません。

資源を再利用する知識や、企業がサーキュラーエコノミーを導入するためのシステムを構築する技術などが、需要のあるスキルや経験といえるでしょう。

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