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社内でリーダーシップを発揮するために、備えておくべきスキルとは?

社内でリーダーシップを発揮するために、備えておくべきスキルとは?
2021年8月30日

会社などの組織には、従業員や部下を指導する人、統率する人がいます。上の立場にいる人は、あらゆる場面でリーダーシップをとる必要があります。

会社やチームが目標を達成するために、リーダーは、従業員やチームスタッフにさまざまな働きかけをすることが求められます。

では、そもそもリーダーシップとはどういうことを意味しているのでしょう?

ここでは、リーダーシップの具体的な内容やその効果などを紹介します。

監修
森田 秀司 さん

大学卒業後、外食産業を経て人材サービス業界に入り、業界経験20年。転職エージェント9年、再就職支援3年、人材派遣5年の他、自身も派遣社員として2年半の就業経験があり、多種多様な働き方の支援に携わる。その後、京都地場の人材サービス会社にて、エンジニア専門転職エージェントサービスの立ち上げ、自社採用業務、派遣事業管理に携わる。人材紹介の仕事について日々思うことをnoteで配信中

大学卒業後、外食産業を経て人材サービス業界に入り、業界経験20年。転職エージェント9年、再就職支援3年、人材派遣5年の他、自身も派遣社員として2年半の就業経験があり、多種多様な働き方の支援に携わる。その後、京都地場の人材サービス会社にて、エンジニア専門転職エージェントサービスの立ち上げ、自社採用業務、派遣事業管理に携わる。人材紹介の仕事について日々思うことをnoteで配信中

リーダーシップとは?

リーダーシップとは、組織をまとめ上げるために必要なスキルのことです。

そのため、リーダーシップのある人材は、マネジメント職や管理職に求められる能力を持つ人材として、企業側からのニーズも高くなります。

事業推進や新人教育など多方面で、組織を統率するスキルのある人材は必要不可欠です。

現在、ビジネスシーンにおいてリーダーシップの求められる対象は、役職のある人や経営陣に限らず、一般社員にまで及んでいます。

その理由の一つが、IT技術の発展です。

アイデアや企画を生み出しながら、ITの活用によって行動や成果に対するフィードバックを得て、各自でより良い方向に導いていく。

そういった人材が必要とされているのです。

リーダーシップに必要なスキル①「決断力」

まず、リーダーには「決断力」が求められます。決断を迫られるような場面は多々ありますが、チームの仕事において、スタッフにはできないような判断の難しい決定を下せるかどうかということがポイントになります。

毅然とした態度で判断を下すことで、周囲を引っ張って行く存在になれるでしょう。

リーダーシップに必要なスキル②「コミュニケーション能力」

チーム内のスタッフと積極的に対話することで、スタッフの仕事に対する意識や、今抱えている不満や悩みなどについて知ることもできます。

チームスタッフを理解することで、周囲との信頼関係やチームとしてのまとまりが生まれます。

リーダーシップに必要なスキル③「計画性」

チームの目標設定や計画、スタッフの仕事などの管理をするのがリーダーの役目です。

適切な目標や計画を設定できないと、スタッフに具体的な仕事の指示をすることができず、目標を達成できなくなってしまいます。

リーダーには、仕事を達成するために、適切な目標の設定と計画の立案をする能力が求められます。

リーダーシップに必要なスキル④「責任感」

チーム内で起きた出来事の責任は、自分にあるといった自覚を持つことのできる人が求められます。

スタッフ一人ひとりのミスや、チーム全体の責任をとるのが、リーダーの役割になります。

「責任感」も欠かすことのできない大切なスキルでしょう。

以上のようなスキルは、生まれつきのものではなく、誰もが身につけられるものです。

チームにおいてスタッフが置かれている状況をみて、今必要なのは何かを見極められることが、リーダーシップをとる上で重要な要素でしょう。

リーダーシップを発揮することのメリット

では、リーダーシップを発揮することにどのようなメリットがあるのでしょうか。

周囲から頼りにされる

リーダーシップのとれる人は、積極的に周囲とコミュニケーションをとろうとするので、チームスタッフと良い関係を築くことができ、人間関係が良好にもなります。

チームスタッフから信頼されている職場は、居心地も良く、効率的に自分の仕事を進めることにつながります。

仕事上のストレスも軽減され、やりがいを見い出して働けるようにもなるでしょう。

メンバーのモチベーションを高める

リーダーシップを発揮することが、チームスタッフそれぞれのモチベーションを高めることにもつながります。

そして、チーム内で結束して、各スタッフが自分のスキルを高めながら仕事に従事することで、チームの業績や評価が上がることも期待できます。

その結果、リーダーとして、その手腕を評価されることにもつながるでしょう。

自身の成長につながる

チーム内でリーダーとしての役割を果たし、実績を残すことができれば、より重要な役職を任されることにもなります。

社内からの期待や要望に応えることができたならば、昇給や昇進などのチャンスが広がっていきます。

いずれにしても、リーダーシップを発揮することができれば、自分で行動を起こして人生を切り開いていける、という自信がつきます。

社内やチームなど守られた場所から出ていくことにリスクを感じなくなるかもしれません。

リーダーシップを発揮するには

それではリーダーシップを発揮するためのポイントを見ていきましょう。

話し方に注意することが大切

リーダーとしてチームスタッフとコミュニケーションをとることは不可欠ですが、声の大きさや速さ、トーンを意識して話す必要があります。

低いトーンで話すことで相手を威圧してしまっていないか、小さい声や速い話し方でスタッフにきちんと話の内容が伝わっていないのではないかなど、相手の反応を見ながら、最適な話し方について探ってみるのも良いでしょう。

メンバーの話にはきちんと耳を傾ける

どんな内容について話しているのか要点を押さえることも大切ですが、会話の中でスタッフの個性を知ることができ、スタッフの能力を引き出すような対応を探し当てることもできます。

そして、単にスタッフへ指示出しするだけではなく、チーム内で仕事の方向性や目標を共有することが大切です。

同じ方向性や目標を持ってチーム全体で仕事を進められれば、メンバー同士モチベーションを保つことができます。

メンバーが仕事に対する意識を高められるような指示が必要になります。

求められるリーダーシップ

リーダーに求められるのは、「絶対的なリーダーシップ」ではありません。

たとえば、「優秀なリーダー」が、必ずしもチーム内で必要とされるとは限らないのです。

重要なのは、リーダー個人のスキル・知識・ノウハウ・経験だけで考えるのではなく、リーダー自身の意志とチームスタッフや企業・組織の状況、業務などとの関係を客観的に分析して、リーダーシップをとれるかということです。

まとめ

重要な場面で決断をくだす…など、リーダーシップを発揮する際、会社などの組織が置かれている状況を把握するために、常にアンテナを張っていることも大切です。

いざという時にチームが結束していれば、迅速な対応もできるでしょう。

個人の利益にこだわらず、チームスタッフと共有できる信念を持てる人が、リーダーに適した人材ではないでしょうか。