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転職で失敗しないために。明確にしておきたい転職基準と面接での退職理由

転職で失敗しないために。明確にしておきたい転職基準と面接での退職理由
2021年2月26日

新入社員の3年以内の離職率は平均で30%を超えています。

学生から社会人となるタイミングでは、具体的な仕事選びの基準や働き方を想像するのは難しく、就職した後に理想と現実のギャップから転職を考えたくなることもあるでしょう。

どの年代にかかわらず、その場の感情で計画を立てずに離職することはデメリットが大きいです。この記事では、転職に失敗するよくあるケースを参考に、後悔しないための転職方法を見ていきます。

監修
森田 秀司 さん(株式会社ジャパンナヴィゲイト)

大学卒業後、外食産業を経て人材サービス業界に入り、業界経験20年。転職エージェント9年、再就職支援3年、人材派遣5年の他、自身も派遣社員として2年半の就業経験があり、多種多様な働き方の支援に携わる。現在、京都地場の人材サービス会社、株式会社ジャパンナヴィゲイトで、エンジニア専門転職エージェントサービスの立ち上げ、自社採用業務、派遣事業管理に携わる。人材紹介の仕事について日々思うことをnoteで配信中

転職先を選ぶ基準:失敗例

ネオキャリアが運営するHR NOTEでは、若者の離職率が高い10の要因が紹介されています。

①給与に不満がある
②仕事上のストレスが大きい
③会社の将来性・安定性に期待が持てない
⑤求められるノルマ・成果が厳しい
⑥仕事が面白くない
⑦職場の人間関係が上手くいっていない
⑧キャリアアップするため
⑨会社の経営者や経営理念・社風があわない
⑩相談できる上司・同僚がいない

人事の成長から、企業成長を応援するメディア HR NOTE

年齢や転職の有無にかかわらず、どの要因も思い当たることがあるのではないでしょうか。

会社を辞めたい理由だけで転職をしてしまい、選び方を誤り失敗したと後悔する事例はたくさんあります。まずはいくつかの失敗事例を見てみましょう。

年収を重視して失敗したケース

求人に書いてある想定年収は高くて魅力的だったものの、入社してみると想定年収は残業代を含んだ計算になっていたということがあります。

毎月何十時間も残業をしてようやく期待していたような年収になると、働き始めてから気付いたというケース。

残業経験があまりなかった人の場合には、実際に働いてから仕事のつらさに気付き、再び転職活動をはじめることはよくあります。

ワークライフバランスを重視して失敗したケース

残業のない職場を基準にして転職先を選び、失敗しているケース。

業務量は多いのに残業は厳しく規制されており、期日までにこなさなければならないタスクを終えるために自宅に仕事を持ち帰ったり、サービス残業を余儀なくされるなどは起こりえることです。

残業が認められていれば時間外手当はもらえたはずだと後悔することもあるでしょう。

在宅勤務ができることを条件にして失敗したケース

「原則リモートワークOK」として、自宅で働いて良いという条件になっている求人は増えています。

しかし、実際に勤務を始めてみるとオフィスや現場に行かなければ作業がほとんど進まず、結局は自宅勤務ができるのは月の半分にも満たないというようなことよくある事例です。

会社側の対応は誠実で、希望通りにリモートワークができたとしても、自宅で働ける環境を作るのがたいへんになってしまったというケースもあります。

家族に迷惑をかけないようにしながら、効率よく働けるような環境を作ろうとするとたいへんだということに、転職してから気付いたということは決して少なくありません。

転職先選びに失敗しないためのポイントとは

それぞれの失敗例をもとに、転職先を選ぶ基準をみていきましょう。先ほどのケースから、転職先を選ぶうえで基準となる3つの視点を解説します。

転職先を選ぶ基準:収入を重視する場合

収入を増やしたいと考えて転職を検討するのは転職理由

収入を重視する場合、まずはどのくらいの金額が、なぜ必要なのか、自身で納得できる理由を考える事が大切です。

年収(年俸)・月収、賞与や手当が必要、インセンティブ制度で働きたいなど、収入を基準にした場合でも自分が何を望んでいるのかを整理する必要があります。

また、自分のスキルに自信がないからといって必要最低限の金額ではなく、ある程度ゆとりを持てる生活にはいくら必要かという視点で考えておくと良いでしょう。

残業が多いことを覚悟して転職先を選んでも問題がないと思う人もいるかもしれませんが、コロナ禍のような状況では、業務が縮小され当初あった残業がなくなり、想定していたほどの収入が得られずに、家計の見直さなければならないなど、生活に影響がでてしまうことになりかねません。

収入を考える場合、基本給で十分に生活することができ、将来設計に向けた貯蓄や投資にも回せる収入を確保できる金額を目安にしてはどうでしょうか。

転職先を選ぶ基準:ワークライフバランスを重視する場合

働き方改革の推進によってワークライフバランスを重視した働き方を考えることは、当然のようになってきました。

ワークライフバランスを重視した場合、むやみに残業の無い環境を考えず、残業を減らせるような体制を整えている企業を転職先の候補とするのがポイントです。

少子高齢化の影響を受けて人手不足の現場は増えています。この状況下で残業をゼロにするのは容易なことではありませんが、それでも従業員が働きやすい環境づくりに取り組む企業はたくさんあります。

転職先として考える場合、残業時間を「①毎日の残業時間」「②毎月の残業頻度」を軸に確認してみましょう。

  • 毎日どのくらいまでなら残業があっても納得できるか?
  • 毎月どのくらいの頻度で残業が許容できるか?

この2つの観点から基準を定めると候補となる企業がスムーズに絞り込めます。求人に応募する段階で残業の有無や時間などを問い合わせて聞いてみるのも良いでしょう。できるなら面接のときに確認すると実態がさらによくわかります。

その他、入社前には雇用契約書に記載されている労働条件を確認しましょう。不明点や疑問点があれば遠慮せず聞くことで後々のトラブル防止に繋がります。

転職先を選ぶ基準:勤務環境を重視する場合

コロナ禍により、働き方も大きな影響を受けています。オフィスで働くことの”当たり前”がなくなりつつあり、リモートワークがニューノーマルな働き方となってきました。

リモートワークが転職先選びの条件である場合、自宅で働くための環境整備に関する支援の有無を確認すると良いでしょう。パソコンや周辺機器、スマートフォンなど、業務で使うために購入するのであれば原則として企業が負担しているケースが多いです。

その点を明らかにして、業務上必要なものが何かを確認し、入社時に支給または貸与してもらえるかどうかを相談するのが大切です。

入社してからでは交渉するのが難しかったり、自己負担で環境を整えなければならなくなる可能性もあります。必要に応じてモバイル端末や、スマートフォンなども用意してもらうように申し出ておきましょう。

また、入社後に勤務形態がリモートワークから出勤に切り替わる可能性があるかどうかも聞いておくと良いでしょう。コロナ禍の影響により、一時的にリモートワークを推進している企業も少なくありません。

勤務環境を重視しているのであれば、リモートワークを継続する意向や勤務場所に関する考え方や労働条件については確認しておきましょう。

面接で退職理由を質問されたとき

これまでみてきた通り、転職を考えたきっかけは何らかの不平、不満からきていることが多く、面接ではなかなか前向きな話がしづらいと感じる方もいらっしゃるでしょう。

理由の説明の仕方について考えるとき、よく出てくるのが下記のような悩みです。

  • ホンネはどこまで正直に話してもよいのか?
  • 全部正直に言ってしまうと、面接官に良い印象を与えないのでは?
  • 良いように言った方が、良いのではないか?

しかし、退職理由の答え方は、自身の基準を明確にして正直に答えることが一番と言えるでしょう。

退職理由を正直に伝える理由

正直に伝えるメリットはたくさんありますが、面接時のメリットとしてひとつは「話に信憑性が出る」こと、もうひとつは「信頼関係を作りやすい」と言うことです。

話に信憑性が出る

正直に話をすると、まず表情などにあらわれます。隠したり嘘をつけば、目線やしぐさなどで出てしまい、勘の鋭い面接官であればそれに気が付き印象が悪くなってしまいます。

隠さず話をすることで話しの内容に具体性が出てきます。話の中身への共感以前に、話の信憑性を上げることが好印象につながるでしょう。

信頼関係を作りやすい

一般的に、自分から自己開示をして本音で話をすることで、相手も本音で話してくれるようになり信頼関係ができていきます。面接時も同様に、自ら本音で話す求職者には本音で話してくれるようになり、会社のことや求人内容などについていろいろと話してくれることにつながります。

効果的な退職理由の伝え方

ただ単に本音で話すだけでは不十分です。面接官の目的は、退職理由を理解することではなく、目の前の求職者が戦力になるかを判断し、戦力になる人材の採用に成功することが目的です。

何をしたいか、を伝える

転職することで、「次にどういう仕事をしたい」「どんなキャリアアップをしたい」「仕事と家庭を両立させたい」など、何をしたいかを話すようにしましょう。

「何をしたいか」を話す人からは、目的意識、主体性、前向きさを感じやすく、相手に与える印象も良くなります。

採用する企業としては、この「何をしたいか」が、その会社と合致するのであれば前向きに採用を検討したいと考えるはずです。

求職者側から「何をしたいか」を発信することで、企業側からもそれに応えられるか否かの判断がしやすくなり、より内容の濃い話ができるようになります。

マイナスな表現を使う必要はない

正直に話すと言っても、マイナスな言い方をしなくてはいけない、ということではありません。話しておかないと、話のつじつまが合わなくなることや後で分かった(バレた)時に大きな問題になること、採用側が事前に知っておきたいことなどを正直にお話をしましょう。

例えば、上司との相性や会社の経営方針、何らかの不祥事などは転職後に同様の問題が発生する可能性があるので事実を正直に伝える方が良いでしょう。

今の部門でなかなか成果が出ていないため得意な部門/職種に転職を考えているなら、成果の出ていない部門の話は触れずに「(得意な職種)でキャリアを築くために転職活動をしている」と伝えれば十分でしょう。

さらに面接官から深堀の質問をされた場合は、素直に答えていくと良いでしょう。

参考:
退職理由の伝え方~ホンネはどこまで言ってもいい?~ (森田秀司のnote)

まとめ

働き方改革により、長時間労働の是正など、労働環境の改善は進んでいるとはいえ、労働条件や職場環境に対しての不満、仕事内容が自身の適正にあわずストレスを抱えながら働いている方もたくさんいます。

不満やストレスから会社を辞めることを目的に転職すると、さらにストレスを抱える環境に身を置くことになりかねません。ストレスやプレッシャーで現状しかみれない環境だと、冷静な判断もできなくなります。

ストレスを抱えすぎる前にまず誰かに相談することで、退職理由や転職先に求める基準も整理できるはずです。誰に相談していいかわからない場合は、転職エージェントなども活用するようにしましょう。

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