ニューノーマル時代の働き方の課題と対策について考える – Time For Change?

ニューノーマル時代の働き方の課題と対策について考える – Time For Change?
2021年2月28日

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新型コロナウイルスの感染拡大により、日常生活はもちろん社会の活動は大きな影響を受けました。

働き方においても在宅勤務やオンライン会議の活用など、変化を大きく実感する状況が続いています。そんなコロナ禍のなかで「ニューノーマル」という言葉を耳にすることが増えています。

私たちは今後新たな働き方を模索していく必要がありますが、そこにはどのような課題があり対策が必要になるのでしょうか。

ニューノーマル時代に求められる働き方

ニューノーマルとは、今まで当然としてきた標準的な考え方から抜け出し、新たな標準が生まれることを意味します。新しい問題によって今までの日常生活を送ることが難しくなるなか、以前の状況に戻るのではなく新しい常態、常識にシフトしていくことを指した言葉です。

コロナ禍に求められている働き方

リモートワークやオンラインでの会議、在宅勤務など、すでに新しい生活様式に沿った働き方に移行する人が増えています。その背景として、2020年5月に厚生労働省から発表された「新しい生活様式」では、テレワークで働く従業員の割合を7割にまで高めるよう企業側に求めており早急な対応が必要となりました。

人と人との接触を控えた働き方は今後も求められ、アフターコロナでの働き方として当たり前になってくると予想されています。

在宅での勤務が難しい業種の対応

例えば飲食店や小売店、サービス業など接客をともなう業態にあたっては全ての業務をリモートやオンラインで行うことは本来なら難しいことですが、これらの業種でもニューノーマルな働き方は求められます。

具体的には、感染対策の徹底やウイルス対策作業などが必須となり、実演による販売や試食販売も感染拡大防止の観点より行われておらずプロモーションの機会が限られています。

その中で飲食店ではテイクアウトやデリバリーサービスが増加傾向にあり、小売店でもインターネットを通じた需要が増加しており、各店それぞれが消費者のニーズに合わせたサービス提供に取り組んでいます。

今までのやり方だけではない方法に順応していく姿勢が接客サービスには求められています。

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直面する課題

ではニューノーマル時代の働き方であげられる課題とはどのような点でしょうか。

在宅勤務/テレワークへの対応

在宅での勤務の場合、インターネットを利用できるように自宅にWi-Fi環境を整える必要があります。

企業によっては、Wi-Fi内蔵のパソコンを配布している企業もありますが、配布できるパソコンの台数が限られていたり、個人で所有するパソコンを使用できないなど、全ての従業員が在宅勤務に対応できないケースが多数あります。

自宅のWi-Fi環境、チャットツールやWeb会議システムなど情報連携のためのアプリケーション利用などで、情報セキュリティのリスク対応、データ共有できる環境としてオンラインストレージサービスの導入など、ニューノーマルな働き方に対応するために様々なデジタル化が必要です。

情報セキュリティ対策

今後、ニューノーマルな働き方が定着していく中で、私たちは様々な対策が必要になってきます。情報セキュリティの対応は今後注意しなければならない大きな課題です。

社外から業務にあたるテレワークは情報の漏洩のリスクが大きくなりますが、最近ではワーケーション(「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語)と呼ばれる観光地やリゾート地で、テレワークを活用し休暇の合間に働くというライフスタイルが生まれています。

ワーケーションはニューノーマルな働き方として場所にとらわれない多様で柔軟な働き方として推進されていますが、反面、人が集まりやすい観光地での業務やホテルのWi-Fiを使用することで、更なる情報漏洩につながるリスクがあります。

ここで対策として求められているのは、従業員に対する情報セキュリティの知識向上とシステムの改善です。会社の情報資産を守るためにも、新しいセキュリティ対策の正しい情報と知識が求められています。

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どのように仕事に取り組むか

ニューノーマル時代を迎え、今後私たちはどのようなスキルが求められており、どのように仕事に取り組んでいくべきなのでしょうか。

地域社会での人とのリアルなコニュニティが減少するなか、SNSを通じたオンライン上のコニュニティは広がり重要な役割を担っています。メールやチャットなど、対面とは違うオンラインでのテキストコミュニケーションではある程度のスキルが必要です。オンラインでのコミュニティでは、実際に会っていなくてもしっかりと的確に伝える技術と相手との信頼関係を築くことが出来る能力が重要になります。

すでにコロナによって多大な影響を受けていますが、収束した後もこの影響は大きく残ることでしょう。以前の状態に完全に戻ることはないといっても過言ではありません。その中で働く私たちは、ニューノーマルな働き方に順応しながらも、更に新たな働き方を模索していかなければなりません。

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まとめ

ニューノーマル時代、働き方だけでなく様々なことが大きく変化しています。

時とともに環境は変化するものですが、変化を受け入れず過去の良い状態に戻ることを待っていては、時代の変化に取り残されて現状維持すらできなくなります。

活動自粛や行動の制限がある中で、思い通りにならないことがあったとしても、まずは変化を受け入れながら、新たなことにチャレンジすることがニューノーマル時代の対策かもしれません。

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