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転職エージェントの対応が強引!?しつこい連絡など困った時の対処法とは?

転職エージェントの対応が強引!?しつこい連絡など困った時の対処法とは?
2022年12月2日

求人情報サイトなどを運営するBiz Hits社が2021年に218人を対象に行った調査によると、転職エージェントを利用するデメリットの3位に「連絡頻度が高く煩わしい」が上がっています。

転職エージェントを活用したいと思っても、以前に強引な紹介を受けたことがあり躊躇している人もいるのではないでしょうか。この記事では、しつこい連絡が来る理由と対処法を紹介し、転職エージェントの賢い活用方法をお伝えします。

監修
森田 秀司 さん(株式会社ジャパンナヴィゲイト)

大学卒業後、外食産業を経て人材サービス業界に入り、業界経験20年。転職エージェント9年、再就職支援3年、人材派遣5年の他、自身も派遣社員として2年半の就業経験があり、多種多様な働き方の支援に携わる。現在、京都地場の人材サービス会社、株式会社ジャパンナヴィゲイトで、エンジニア専門転職エージェントサービスの立ち上げ、自社採用業務、派遣事業管理に携わる。人材紹介の仕事について日々思うことをnoteで配信中

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転職エージェントが強引な紹介をする理由とは

転職エージェントからの連絡が頻繁に来るケースはいくつかあります。代表的なケースと、その理由をご紹介します。

転職意欲が高いと判断された

転職エージェントの担当者は、常に複数の求職者を抱えています。そのため、担当者は求職者の優先順位を決めなければなりません。求職者からの連絡が密にあると転職の意欲が高いと判断され、担当している求職者の中での優先順位が上がって連絡が多くなっていることが考えられます。

実は求職者に合っている求人が少ない

紹介できる求人が少ないのに紹介の件数が多くなるのは、少しでも可能性のありそうな求人をすべて紹介しているからです。求職者が希望している職種に求人が少なかったり、求職者のスキルや経験が不足していて紹介できる案件が少なかったりする場合が考えられます。キャリアチェンジなどの場合は転職の難易度が上がるため、連絡が多くなっている可能性があります。

担当者が希望する職種に詳しくない

転職エージェントでは担当者を選ぶことはできません。求職者の年齢やスキルによって、「着実に決めたいからベテランを担当に付ける」、もしくは「経験を積ませるために、若い担当者だがあえて今回は任せる」「正直、紹介できる案件があまりなさそうなので、若手で対応させる」など、転職エージェント側の様々な意向で担当者が決まるため、求職者が希望する職種に詳しいとは限りません。このような場合も、希望とは異なる求人をたくさん紹介されることがあります。

担当者との相性が悪い

転職エージェントには、多くのアドバイザーが在籍しています。求職者の希望に合わせて仕事を厳選して紹介する担当者もいれば、多くの企業に応募することで転職の可能性が上がると考える担当者もいます。

後者の場合でも、連絡が密にあることで安心感を覚える人もいるため一概に悪いとは言えませんが、対応が強引だと感じるなら、担当者との考え方に溝があると考えられます。市場価値を知ることが目的で、とりあえず転職エージェントに登録しているという場合などでは、担当者との熱量の違いが強引と感じる原因ということもあり得ます。

転職が決まりやすいと期待されている

転職エージェントの報酬は、求人企業から支払われています。求職者が入社することで報酬が支払われるため、エージェントとしても転職を決めやすい求職者だと判断されて多数の企業が紹介されているかもしれません。

メールが届いているか確認したい

複数の転職エージェントに登録している場合などは、必然的にメールの数も多くなります。しかし担当者のメールに返信しないで放置すると、担当者は連絡が届いているかを確認したくてさらにメールで連絡してくることがあります。同じ内容のメールが届く場合は、このケースです。

自動送信されているメールを受信している

転職エージェントから届くメールには担当者から直接届くものだけでなく、登録した条件に合致すると自動的に送られるものがあります。自動送信の場合には興味のない案件も多く含まれており、頻度も高くなります。

転職エージェントとのトラブル事例

転職エージェントの対応が強引なことで起こるトラブルには、次のようなものがあります。

連絡せずに企業との面接をキャンセルする

転職エージェントを利用している人が、書類選考を通過する確率は平均30%程度だと言われています。担当者が多くの企業に応募するように言ってくるのは、10社受けても平均で3社しか書類選考を通過しない計算になるからです。

しかし想定以上に多くの書類選考を通過した際に、何度も面接するのが面倒になって連絡もせずにキャンセルしてしまうと、企業と転職エージェントの双方に迷惑がかかります。

企業に面接の予約を入れているのは転職エージェントです。信用を失ってしまうのは求職者だけではありません。連絡もなくキャンセルする行為は社会人としても問題のある行動であり、これまで相談していた転職エージェントの担当者から求人紹介を受けられなくなる可能性もあります。

一度受諾した内定を辞退する

転職エージェントの対応が強引だったとしても流されるままに面接して、内定を受け入れたにもかかわらず、その後に心が揺らぎ内定を辞退してしまうと、企業と転職エージェントに迷惑をかけてしまいます。新人が入ることを予定してプロジェクトなどを組んでいる場合などでは、入社予定が変更されるとその期間の人手が不足したり担当者が不在となってしまうこともあるでしょう。結果的に転職エージェントも企業からの信用を失いかねません。内定の打診があったとしても、迷いがあるなら内定を受けるか否かは時間をかけて考えてからが賢明です。

転職エージェントからのメールを無視し続けた

転職エージェントからのメールを確認しないままでいると、自分に有益な連絡を見逃してしまい、転職エージェントへの登録自体が意味をなさなくなります。良い仕事があった時に返信しようと考えていたとしても、転職の意志がないとみなされて仕事の紹介がストップします。求職者は無料でサービスを利用できると言っても転職エージェントは慈善活動ではないので、最悪の場合はサービスの利用自体ができなくなることもあります。

現役転職エージェントが思う業界の問題点

人材紹介業界に10年以上携わっている転職アドバイザー森田氏(当記事の監修)が感じる、業界の3つの問題点をご紹介します。

「特定求人への応募をゴリ押しする」問題

求職者の希望は、転職市場の状況からみて明らかに高望みであったり、求人を探すには無理な条件の場合があります。その場合、転職エージェントは求職者の経験や年齢、市況などを鑑みて、求職者に合う求人を選んで提案をすることがありますが、問題になるのは求職者本人の納得感がないまま提案を進めることです。

転職エージェントの視点から仮にそれがいくら正しいものであったとしても、求職者がその時点で納得するとは限りません。転職に限らず、人は自分の考えを変えて他人の意見を受け入れるには、それぞれのタイミングがあります。

求職者の今の状態やタイミングを考えずに案内をしてしまうと、転職エージェントが”正しいと思っていること”をただ押し付け、人を変えようとする行為になりかねません。

「応募を催促される」問題

転職エージェントから求人案件に応募するかどうかの意思確認がありますが、たいてい「○○日までにお返事を下さい」と期限を切って言われます。ただ、この”期日”通りに返事がなかった時に転職エージェントから応募を催促される事が起こります。

もちろん「いつまでに何をするのか」と期日を決めることは重要なことです。期日のない決め事は、実際に行動の先送りを引き起こします。転職を成功させるためにも具体的な”期日”を決めることで転職活動を前に進めることが出来ます。

しかし、求職者の都合や心情に思いを寄せない転職エージェントの行動はただのエージェント都合です。求職者から応募の返事がない場合、「他社エージェントで話を進めているのでは?」という危機感から結果として応募の催促につながることもあります。

「内定受諾を強引に勧めてくる」問題

内定受諾となれば転職エージェントとしては売上の見込みが立ちます。逆に辞退となれば売上はゼロのまま。さらにこれまで費やしてきたサポートも無駄になってしまい、エージェントにとって金額的、精神的にダメージが非常に大きいものとなります。

求職者本人が行きたくないと思い、さらに転職エージェントの担当者からもその会社は合わず辞退した方が良いと見えていたとしても、冷静さを失い内定受諾を強引に勧めてくるという事はおこりえます。もちろん求人企業にとっても、欲しい人材の獲得に失敗すれば、また一から採用活動をやり直すことになってしまいます。

転職は迷うものであり、簡単に決断できないものです。求職者に寄り添いきちんと話を聞いた上で、本当は受諾して前に進みたいと思っている求職者であれば内定受諾を勧めることも悪いことではないですが、単に説得して「押し込もう」「これで決めさせよう」などと最初から内定ありきで考えているとしたら、それは転職エージェント都合の発想と言えるでしょう。

転職エージェントから強引な対応をされた時の対処法

強引な対応をする転職エージェントへの対処法は、ケースによって異なります。転職エージェントからの連絡は、メールなどの文書で来ることがほとんどです。

まずはメールの設定を見直して自動配信メールを停止したり、担当者に相談したりしてみましょう。求人紹介をまとめて送ってもらったり、メールが多すぎてチェックしきれないことを伝えたりすると解決することもあります。求人の数が少なすぎるために可能性のある求人がすべて通知されている場合は、条件を見直して幅を広げると的を絞った求人が来るようになります。仕事を続けながら求職活動をしていることがほとんどなので、電話連絡の場合は都合のよい時間を伝えることで煩わしさが減ります。

基本的には担当者は選べませんが、登録時に備考欄を利用して「〇〇の職種に詳しい担当者を希望します」などと伝えておくと、希望が通る可能性があります。希望すれば多くの場合は担当者の変更が可能です。しつこく応募を進められる場合は、書類選考の通過率を見てから応募の数を調整しましょう。

また対応が強引だと感じる理由のひとつとして、求職者がすぐに転職する気がない場合があります。情報収集などが目的の場合は、担当者にその旨を伝えると優先順位が下がり連絡の頻度が減ってくるでしょう。

転職エージェントの活用方法

転職エージェントは、すぐに転職しない場合でも情報収集の手段として活用できます。働きながら転職活動している場合でも、企業のリストアップや情報収集、面接の日程調整など面倒なことを代行してもらえます。

現在働いている会社にも知られることはありません。転職が初めての場合もスケジュールや、やるべきことについてアドバイスがもらえます。書類の書き方を教わることができ、模擬面接なども受けられます。無職の期間を作りたくない、収入が途切れると困るなどの理由ですぐに就職したい場合にも、転職エージェントを利用するとスピーディーに仕事を見つけられます。

転職エージェントごとに特徴があるため、あらかじめ複数の転職エージェントに登録して様子を見てから、自身に合うエージェントをメインに利用するという方法もあります。複数の転職エージェントに登録していれば、どこかでトラブルが起きても他のエージェントを利用することが可能です。

まとめ

転職エージェントが「強引」だというのは、感じ方によるところもあるかもしれません。転職への熱意が低い場合は、通常の対応でもしつこいと感じてしまいます。

意に沿わない求人を断っても紹介が減ったりサポートを受けられなくなることはありません。転職エージェントを情報収集の手段として利用しても大丈夫ですが、すぐに転職するつもりがないことを担当者に伝えることで、強引な対応は少なくなるでしょう。

参考:
現役転職エージェントが思う、今の転職エージェント業界の問題点【4】強引な対応(森田秀司のnote)

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